新築の施主検査チェックリスト|確認すべきポイント
新築の引き渡し前に行う「施主検査」。工務店やハウスメーカーから「確認をお願いします」と言われるものの、何をどう見ればいいのか分からない方がほとんどです。
施主検査は、住み始めてからでは指摘しにくい不具合を見つける最後のチャンスです。ここで見落とすと、引っ越し後に「あれ、ここ傷がある」「建て付けが悪い」と気づいても、引越し時についた傷なのか施工時の傷なのか判断が難しくなります。
この記事では、施主検査で確認すべきポイントをまとめます。
施主検査とは
施主検査(竣工検査)は、建物が完成した後、引き渡し前にお客様自身が建物をチェックする機会です。図面通りに仕上がっているか、傷や汚れはないか、設備は正常に動くかを確認します。
通常は工務店の担当者と一緒に建物内を回りながらチェックします。問題があればその場で指摘し、修正してもらってから引き渡しを受けます。
所要時間は建物の大きさにもよりますが、1〜2時間程度が目安です。
外まわりのチェックポイント
家の外側は、足場が外れた後でないと確認できない部分です。
- 外壁: 傷、汚れ、目地の割れ、色ムラがないか。サイディングの継ぎ目のコーキングが均一か
- 屋根: 地上から見える範囲で、棟板金の浮きやズレがないか
- 基礎: ひび割れ(ヘアクラック程度は問題ないが、幅0.3mm以上は要確認)
- 雨樋: 曲がり、外れ、勾配が正しいか
- 玄関ポーチ: タイルの割れ、浮き、段差
- 駐車場・外構: コンクリートのひび割れ、水勾配
室内のチェックポイント
床・壁・天井
- 床: 傷、汚れ、きしみ。スリッパを脱いで歩き、沈みや段差がないか
- 壁: クロスの剥がれ、浮き、継ぎ目のずれ。特に角や窓まわり
- 天井: 汚れ、シミ、照明器具の取り付け位置が図面通りか
建具(ドア・窓)
- ドア: 開閉がスムーズか。閉めたときに隙間がないか。鍵がきちんとかかるか
- 引き戸: レールの上をスムーズに滑るか。戸当たりに傷がないか
- 窓: 開閉スムーズか。鍵(クレセント)がきちんとかかるか。網戸の動きも確認
- サッシまわり: コーキングの仕上がり
水まわり
- キッチン: 水を出して排水の流れを確認。シンク下の水漏れチェック
- 浴室: シャワーの水圧、排水の流れ、コーキングの仕上がり
- トイレ: 水の流れ、ウォシュレットの動作
- 洗面台: 水栓の動作、排水、鏡の取り付け
全ての水栓から水を出して、排水の流れと水漏れを確認してください。水を流している間にシンク下や洗面台下を覗いて、接続部分から水が漏れていないかチェックします。
設備
- コンセント: 全箇所の通電確認(スマホの充電器を持っていくと便利)
- スイッチ: 照明が正しく点灯するか。3路スイッチの動作
- 換気扇: 全箇所の動作確認
- インターホン: モニターに映るか、音が鳴るか
- 給湯器: お湯が出るか
施主検査の持ち物
手ぶらで行くと確認漏れが出ます。以下を持っていくと便利です。
- 図面: 間取り図、電気配線図、仕上げ表
- スマホ: 写真・動画で記録、充電器でコンセント確認
- メジャー: 家具が入るかの寸法確認
- 付箋(マスキングテープ): 指摘箇所に貼っておく
- スリッパ: 床の感触を確認するために途中で脱ぐ
- 懐中電灯: 床下点検口や天井裏を確認する場合
指摘した箇所の対応
指摘事項は必ず書面で記録してもらいましょう。口頭だけだと「言った・言わない」になりかねません。
修正箇所と修正期限を記載した書面を工務店に作成してもらい、修正完了後に再確認してから引き渡しサインをするのが安心です。
大成住宅では、施主検査の前に社内検査を実施しています。それでも見落としはゼロにはできないので、お客様の目で最終確認していただくことが欠かせません。気になることは遠慮なく言ってください。
施主検査の前にやっておくこと
施主検査の当日にいきなり行くより、事前に準備しておくと確認漏れが減ります。
図面を見返す。 打ち合わせで決めた仕様(床材の色、クロスの種類、コンセントの位置など)を図面で確認しておきます。当日「あれ、ここは白い床じゃなかったっけ?」と思っても、図面がないと確認できません。
家具の寸法を測っておく。 冷蔵庫、洗濯機、ソファ、テレビ台。今使っている家具が新居に入るかどうか、寸法を測っておくと当日メジャーで確認できます。特に冷蔵庫と洗濯機は搬入経路の幅も要確認です。
チェックリストを作る。 この記事のポイントを紙に印刷して持っていくのが一番確実です。スマホだと画面を見ながら壁や床を確認するのが難しいので、紙がおすすめです。
2人以上で行く。 1人だと見落としが出ます。夫婦で行けば、それぞれ違う視点でチェックできます。
引き渡し後に不具合を見つけたら
施主検査で見落としてしまった不具合が、住み始めてから見つかることもあります。
住宅瑕疵担保責任保険により、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分については、引き渡しから10年間は保証されます。それ以外の部分(建具の不具合、クロスの剥がれなど)については、工務店ごとのアフターサービス規定によります。
大成住宅では引き渡し後の定期点検を実施しており、気になる点があればお気軽にご連絡ください。地元密着の工務店なので、お電話いただければすぐに対応できます。詳しくは長期保証・アフターサポートのページもご覧ください。
施主検査は「粗探し」ではありません。工務店と一緒に「最後の仕上げ確認」をする場です。遠慮せず、納得いくまで確認してください。
よくある質問
Q. 施主検査で見つかった不具合は無料で直してもらえますか?
はい、引き渡し前の施主検査で見つかった施工上の不具合は、工務店の責任で修正します。費用は発生しません。だからこそ、引き渡し前に確認することが欠かせません。
Q. 素人でも不具合を見つけられますか?
プロのように構造の問題を見つけるのは難しいですが、傷・汚れ・建て付けの悪さ・水漏れなどは素人でも十分に確認できます。この記事のチェックポイントを参考に、一つずつ確認してみてください。不安な方は第三者のホームインスペクター(住宅診断士)に同行を依頼する方法もあります。
Q. 施主検査にはどのくらい時間がかかりますか?
建物の大きさにもよりますが、1〜2時間が目安です。焦らず丁寧に見てください。「時間がかかって申し訳ない」と遠慮する方がいますが、遠慮は不要です。一生住む家ですから。
まとめ
施主検査は引き渡し前の最後のチェック機会です。外まわり、室内の床・壁・天井、建具、水まわり、設備を一つずつ確認してください。図面とスマホを持っていき、指摘箇所は写真に残して書面で記録してもらう。これだけで、住み始めてからの「あの時確認しておけば」を防げます。
大成住宅では、施主検査の進め方もサポートしています。お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから。お電話(0120-32-3715)でもお気軽にどうぞ。
